【奏でるイエ】ピアノ室の工夫 ♬♪

- 2019/07/27
こんにちは。
台風6号が近づいてますがいかがお過ごしですか?
きっと今週のお休みはお家でまったりタイムですかね(^^)
さて、先日無事に“奏でるイエ”お引渡しを終えることができました。
ひとまずホッとしています。
節目ではありますがこれからが長いお付き合いなので改めて気を引き締めたいです。
こちらの家ではピアノ教室を開きたいという奥様のご要望を受け、ピアノ室を作りました。
打ち合わせの中で話に上がったのがやはり「防音性能」でした。
通常は断熱材は硬質ウレタンパネルを貼っていくのですが、
ピアノ室では“ロックウール”という断熱材も重ね貼りしています。
ロックウールとは岩綿で、天然岩石などを原料とした繊維系の断熱材です。
耐火性能に優れており国土交通省の不燃材にも認定されており、
防音・吸音性能に優れており落ち着いた居住空間を生み出します。
ちなみに、アスベスト(石綿)と似ていますが全然違う別物です。
アスベストに関しては一時期発がん性について危険性が
取り沙汰されていましたがロックウールについては国際がん研究機関
により「発がん性なし」と認定を受けているので安心です。
防音・吸音性能については、断熱材によって適している音域があるのです。
その音域に合わせて使う事で効果が大きく発揮されます。
どれがいいということではなく、適材適所で使い分ける事が
防音効果を上げる事になるのです。厚みによっても性能は変わりますし、
価格によっても変わってくるものなんです。
今回は音に対する要望のバランスと予算のことを考えロックウールを採用しました。
このように、叶えたい暮らしや目的によっても家づくりは変わってくると思います。
防音性能に興味がある方は
映画が好きだったり、
音楽が好きだったり、
楽器が好きだったり、
いろいろお持ちだと思います。
せっかくの素敵な趣味を
せっかく購入する家で思いっきり
楽しめないのは悲しいことですよね。
断熱材にもそれぞれ特徴があるので
叶えたい暮らしに合った断熱材を選びましょう。
完成現場見学会の際には防音性能を活かし
シアタールームとして利用しました。(^^)