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気密を測る。

  • 2022/07/19


先日上棟した家の気密測定が行われました。


気密測定とは、家の隙間の大きさを測ることです。
その気密性を表す値をC値と呼びます。
このC値は数値が小さいほど隙間が小さくなり、気密が高いということになります。


家の隙間が大きい程暖まりにくく花粉等入り込んで来る可能性が高くなるので、隙間が小さく気密が高い家が大事になってきます。

気密が高ければ高い程、

・断熱性能の低下を防ぐ
・換気の効率が良くなる
・省エネで快適な温度を保つ
・壁体内結露を防ぐ

ことになります。


高気密であれば外気の空気が入り込む隙間が少ないので、家全体をほぼ同じ温度・湿度に保てます。
間取りにより、エアコン1台で家の中の温度管理もできたりするので光熱費も抑えられます。
しかし、どれだけ断熱材を敷き詰めても隙間があっては入り込む風でその効果を発揮することはできません。
そして、以前のコラムでも触れましたが、高い断熱性を保つために高気密は必要です。
隙間があると湿気を含む空気が流れこんでしまい、壁内外で温度差が生じた時に結露が発生します。
カビ・腐食の原因になり健康被害を及ぼすことになるのです。

気密が高ければ、室内で発生する生活による匂いや二酸化炭素等様々な汚染物質を速やかに屋外へ排出・換気する必要があります。
このため、2003年の建築基準法改正により24時間換気システムの設置が義務化されていますが、気密が低すぎると上手く換気することができません。
最近の住宅の例で分かり易いものだと”お風呂に窓を付けない”です。
窓があることにより気密が下がり、上手く換気ができずカビの発生原因になります。
敢えて無くすことで換気効率を上げています。
お風呂に窓が欲しいという方もいると思いますので、開閉できるタイプでなくFIX窓にするのが良いのではないでしょうか。

気密測定中。設置30分、測定5分と地味な作業ですが大事な作業です。


気密性能は計算で求めることは出来ないので、実際の建物で測定して性能が分かります。
ハウスメーカーにより測定しているところ・していないところ、希望すれば測定できるところ・受付けていないところがあります。
どこで家づくりをするのか、検討基準の一つに”気密測定の有無”を入れても良いのではないかと思います。